震災関連の情報

 
PDF 阪神・淡路大震災「被災地からのレポート 心のケアの3ヵ月」
援助者が経験したことをまとめた「アルコール・シンドローム39号」特集記事のPDF。
被災地で今後の援助を模索している方のため、無料で配布しています。
【内容】
・危機介入と子どもへのケア(臨床心理士)
・できたこと、できなかったこと・3ヵ月の課題の変遷(兵庫県立精神保健センター 精神科医)
・保健所精神科救護所からみたアルコール問題(精神保健相談員)
・異変は40日過ぎてから始まった(ソーシャルワーカー)
・「ちょっとしたこと」の大切さ(ソーシャルワーカー)

<無料ダウンロード PDF 5.1MB>
 
 被災ストレスとアルコール
 
災害後は、ストレスによって、飲酒量の増加が起きやすいといわれています。 また、コミュニケーション・ギャップが生じ、家庭内のいさかいが起きやすくなる時期でもあります。無力感の裏返しで、DVなどの暴力や性暴力が増加しやすくなることも指摘されています。 このような状況下で、感情の動揺や不眠などを飲酒で解消するのは非常に危険です。本人の心身の健康を損なうだけでなく、こうしたトラブルのリスクも増すからです。 専門機関から、以下のメッセージが出されています。
 
国立精神・神経医療研究センター
<被災時の飲酒問題>
・不眠と飲酒
・アルコール依存症の離脱
・避難所での飲酒
・飲酒と自殺
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被災地支援に行かれる方へ
避難所への支援物資にアルコールを入れないで!
 
 東北関東大震災から1ヶ月がすぎました。交通機関の回復とともに、支援物資を携えて被災地入りの準備を進めている方も少なくないでしょう。しかし、被災地に出発する前にもう一度だけ、支援物資の内容を見直して欲しいのです。支援物資のなかに、アルコール飲料は含まれていないでしょうか?
 平成7年の阪神淡路大震災の際、全国から避難所に届けられた救援物資のなかには、相当量のアルコール飲料が含まれていたといわれています。確かに日本人の感覚では、お見舞いのための「一升瓶」は、ごく自然な発想かもしれません。
 しかしその結果、震災後1ヶ月以降より、避難所の被災者のあいだでは、酩酊での口論や暴力といった人間関係のトラブルが目立つようになり、さらに時間が経過すると、アルコール性の内科疾患やアルコール依存症が増えていきました。また、震災後、孤独死した高齢者の多くが、生前、避難所で増えた飲酒量が減らないまま、仮設住宅にこもってアルコールで寂しさを紛らわせていた方であったといわれています。
 私たちは、阪神淡路大震災の教訓を無駄にしてはならないと思います。現在、避難所にいる被災者の方々もまた、まちがいなく、不安と喪失感を抱えながら我慢の多い生活を強いられているはずです。疲労も限界に達していることでしょう。このような状況での飲酒はとても危険です。ふだんよりも飲酒量が多くなりがちですし、比較的少量でも悪酔いし、人間関係のトラブルを引き起すことがあります。避難所は静かで落ち着いているように見えたとしても、それぞれの方がストレスをかかえて過ごしている場所です。そのような環境では、アルコールが思わぬ「爆発」を引き起しかねない危険物となりうることを忘れてはなりません。
 私たちは決して、「被災者はアルコールを飲むな」といっているのではありません。ただ、これから支援に行かれる方にお願いしたいのです。「避難所への支援物資にアルコールを入れないで下さい」。

自殺予防総合対策センター
http://ikiru.ncnp.go.jp/hisaichisien.html
 
独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター
<東日本大震災関連情報のページ>
http://www.kurihama-med.jp/shinsai/index.html
 
 ストレスケア/援助者へのガイド
 
以下の出版物をご活用ください。
 
「災害と心のケア」デビッド・ロモ著 700円+税
災害と心のケア 1.災害が心にもたらすもの
2.ストレス反応への上手な対応
3.子どもへのケア
4.高齢者へのケア
5.援助する人のセルフケア
6.PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは
7.災害から何を学ぶか

※DVDもあります
 
季刊Be!103号 800円+税
季刊Be!103号 特集「ストレスをためている人のための 自分を手当てする方法」
〈ヒント1〉 自分の状態に気づいておこう
 よくあるストレス反応の例
〈ヒント2〉 プロセスを知っておこう
〈ヒント3〉 のりきるためのセルフケア
 ちょっとリラックス
 力が戻ってくるイメージワーク
〈ヒント4〉 違いをミゾにしない方法
 ストレスの受け方も対処法も違っていい! こんなときに役立つTRUE COLORSの考え方
 
季刊Be!105号 800円+税
季刊Be!105号 特集 今だから知りたい「役に立ちたい」気持ちの正体
3・11の震災後、多くの人が、「被災者の役に立ちたいのに、
立てない」というジレンマを感じた。
この気持ちの正体は?「役に立つ」ことの意味は?
〈PART1〉「支援」は無力感から抜けて
力を獲得する手段でもあった【信田さよ子】
〈PART2〉回復の中で「役割をとる」ことの意味【白坂知信】
〈PART3〉幸せに生きるために必要な「貢献」という感覚【星一郎】
〈PART4〉誰かの役に立つことの効用と落とし穴
 
季刊Be!110号 800円+税
季刊Be!110号 特集 「あいまいな喪失」にどう向き合うか
被災地支援で《あいまいな喪失》という概念が注目されている。
あいまいさは、悲嘆のプロセスにどう影響するのか?
〈PART1〉来日講演 ポーリン・ボス博士
〈PART2〉手記 
「さよなら」のない別れ 行方不明の両親を探し求めた日々
別れのない「さよなら」 認知症の母と、私  ほか
〈特集に寄せて〉ACが喪失を具体化する意味【水澤都加佐】
 
季刊Be!114号 800円+税
季刊Be!114号 特集 災害トラウマの特徴と身体からのアプローチ
1 災害ストレスとコミュニティへの影響
2 災害トラウマとその治療
3 子どもたちへの影響
4 支援者たちの危機
5 身体は治ろうとしている
物語のあとで—東日本大震災の経験から【白川美也子】
 
季刊Be!115号 800円+税
季刊Be!115号 《震災関連記事》
被災地で続けるアウトリーチ型支援 からころステーション
 
季刊Be!116号 800円+税
季刊Be!116号 《震災関連記事》
原発事故、その心へのインパクト
福島の飲酒問題に取り組む
今、ここに、確かに存在するダメージ【吉田麻里香】

 
季刊Be!117号 800円+税
季刊Be!117号 《震災関連記事》
続・原発事故、その心へのインパクト
言葉のあとにくる、アートの力と可能性【吉田麻里香】

 
季刊Be!118号 800円+税
季刊Be!118号 《震災関連記事》
4年目の被災地 
キンちゃんとタロウと震災 そしてアルコール依存症
取材・文 安藤明夫

 
季刊Be!121号 800円+税
季刊Be!121号 《震災関連記事》
被災地のアルコール対策 
お酒について楽しく学ぶアル・コル・かるた

 
季刊Be!122号 800円+税
季刊Be!122号 《震災関連記事》
震災・原発事故から5年
福島で自殺防止対策のディスカッション
「隠れた強み」を探せ!【鴻巣麻里香】

 
 依存症回復者と関係者の方々へ
 
海外からの応援メッセージ
2011年3月11日の東日本大震災に際し、海外のアディクション関係者から、たくさんの応援メッセージが寄せられました。災害や病気にどう対応したか、依存症回復者が自らの体験を綴ったものも。どうぞご覧ください。
 
アディクション関連「被災地安否情報」掲示板
東日本大震災の被災地の医療機関・自助グループ・施設について、ASKが電話で確認した情報、寄せられた情報を公開しました。
 
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