ASKってどんな団体?
深刻化するアルコール・薬物問題
小学生にまで低年齢化した飲酒、イッキ飲ませによる若者の急性アルコール中毒死、過度の飲酒による健康被害とこれに伴う医療費の増大、職場における生産性の低下、飲酒運転による交通事故被害、依存症と家族問題の広がり……。アルコール関連問題は私たちのすぐそばで、生命を脅かしています。加えて、シンナー・覚せい剤などの違法薬物や、鎮痛剤・咳止め薬・精神安定剤などの市販・処方薬への依存も、同様に深刻な社会問題になっています。
特定非営利活動法人として再スタート
特定非営利活動法人ASKは、任意団体として17年間活動してきたアルコール問題全国市民協会<ASK>(=1983年8月7日設立)の組織・活動を基盤に、2000年12月21日にNPO法人として設立されました。アルコールをはじめとする依存性薬物の問題を予防し、人々の健康の維持・増進及び回復に寄与することを目的としています。特定非営利活動促進法にいう「保健、医療又は福祉の増進を図る活動」「社会教育の推進を図る活動」「子どもの健全育成を図る活動」に取り組む団体です。
ASKが目指す3つの「予防」
1次予防
病気にならない
アルコール・薬物についての予防教育や啓発活動、酒類を適切に管理する社会規制の確立
2次予防
病気をくいとめる
相談電話、早期発見・介入のための環境づくり、人材養成など
3次予防
病気とともによりよく生きる
家族ぐるみの回復・再発防止についての情報提供、依存症への誤解・偏見を正す活動など
3つの予防は互いに関連しあっています。ASKでは積極的に「回復の知恵」を「予防教育」に生かしています。
代表 今成知美
(ジャーナリスト
 季刊ビィ編集長)
世界の国のアルコール政策は次の4種類……(1)禁酒(イスラム圏) (2)生産管理(社会主義圏) (3)予防教育と社会規制 (4)野放し。20世紀の日本は(4)に属する国でした。健康より経済が優先、国は酒税の確保しか頭になかったのです。では、21世紀の日本は? 答えは(3)。ASKの役目は、市民の知恵と力を結集して、それを押し進めることです。つまり、正しい認識を広めるとともに、CM規制や警告表示など酒類を管理する社会的な枠組みをつくるのです。
どうぞ、あなたの力をかしてください。
アルコールもドラッグも依存性薬物という点では同じ。病んだ家族・社会の背後には「依存症」という病気が見え隠れしています。職場で、また医療・保健・福祉・司法の援助現場で、早期発見・介入が求められているのです。ASKは家族をサポートするとともに、回復とセルフケアについての情報を発信し続けます。この問題が世代から世代へと伝播されるのを防ぎましょう。
副代表 水澤都加佐
(ソーシャルワーカー
 研修相談センター所長)