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目次
 
アルハラ被害者3040万人!
診断基準に基づくアルコール依存症者80万人!

2004年6月、厚生労働省の「成人の飲酒実態と関連問題の予防に関する研究」(主任研究者 樋口進)がまとまり、発表されました。

調査は、層化2段無作為抽出方法によって成人人口から抽出した3500名に対して、面接および自記式による調査票を用いて行なっており、2547名(72.8%)から回答を得ています。

調査の概要と結果から重要なポイントをご紹介します。

●暴言・暴力・からまれる・強要・セクハラなど、飲酒に関係したなんらかの問題行動の被害を受けた者の割合は、男性の31.3%、女性の26.3%で、合計28.7%にのぼりました。この割合をもとに、「成人で飲酒問題被害にあった者」は3040万人と推定されています。そのうち、「被害の経験が被害者のその後の生き方や考え方になんらかの影響を与えた」と回答した者は、男女合わせて推計1400万人とされました。

●久里浜式アルコール症スクリーニングテスト(KAST)でスクリーニングテスト上アルコール依存症と同定された者は、男性の7.1%、女性の1.3%で、全体の3.9%となり、この割合から「KASTによる依存症者数」は440万人と推定されました。この数字は、1984年の日米共同研究調査の336万人に比べて増加しており、女性の割合が0.6%から1.2%へと倍に伸びています。(男性の数値は同じでした)

●一方、ICD-10の診断基準に基づくアルコール依存症の有病率は、男性の1.9%、女性の0.1%、全体で0.9%と推定されました。この割合から、「診断基準に基づくわが国のアルコール依存症者数」は、80万人とされました。厚労省の患者調査によると、依存症患者は入院・外来合計で17,100人(02年10月現在)ですから、治療を受けているのは47分の1人ということになります。