アルコール・薬物・その他の依存問題を予防し、回復を応援する社会を作るNPO法人「ASK(アスク)」の情報発信サイト

活動履歴

第5回ASK依存症予防教育アドバイザー養成講座を開催しました

2020年10月3日・4日、第5回ASK依存症予防教育アドバイザー養成講座を開催しました。
この事業は、厚生労働省「令和元年度依存症民間団体支援事業費補助金」を受け、受講料無料で実施しています。
この講座の特長は、アルコール・薬物・ギャンブルを中心とした幅広い依存症の、当事者・家族・支援者が一堂に会し、対等な立場でお互いから学び合うこと。参加者がリソースそのものです。

今年度はコロナ禍で参加人数を絞って開催せざるを得ないため、第5回として新たな募集はせず、第4回応募者から選考した12名で第5回を実施しました。
会場は東京(四谷)で、第5回は首都圏の方が中心でしたが、北海道・宮城・山梨から参加された方もいて、ディスタンスをとりながら熱く語り合い、経験を分かち合いました。
受講者は薬物当事者が4名と多く、そのうち医師が2名。また、当事者・支援者で元警察官が3名揃ったのが今回の大きな特徴です。その他の職種は、看護師・保育士・施設職員・会社役員・拘置所職員……でした。
今回も、オンラインゲーム依存保護者向けのユニットは、鹿児島にいる講師と会場をZoomでつなぎ、0~4期のOBたちがオンラインでエールを送りました。

最終テストと提出物などから総合的に審査し、12名全員が合格。すでに、ASK認定依存症予防教育アドバイザーとして活動を開始しています。

加えて、今年度はキャンパス派遣をオンラインで実施しています。将来の支援者たちに、依存症について知ってもらい応援団になってもらおうという取り組みです。コロナ禍で実習ができないので、せめて依存症回復者・家族の話を聞かせたいと、たくさんの依頼をいただいています。
派遣ご希望の方は、info@ask.or.jpまでお申し出ください。

なお、来年度も補助金申請して、実施の予定です。決まり次第、お知らせします。
第5回養成講座のようすを写真でどうぞ。最後に受講者の感想もあります。

第5回ASK依存症予防教育アドバイザー養成講座

第5回ASK依存症予防教育アドバイザー養成講座

第5回ASK依存症予防教育アドバイザー養成講座

第5回ASK依存症予防教育アドバイザー養成講座

第5回ASK依存症予防教育アドバイザー養成講座

第5回ASK依存症予防教育アドバイザー養成講座

第5回ASK依存症予防教育アドバイザー養成講座

第5回ASK依存症予防教育アドバイザー養成講座

第5回ASK依存症予防教育アドバイザー養成講座

第5回ASK依存症予防教育アドバイザー養成講座

第5回ASK依存症予防教育アドバイザー養成講座

第5回ASK依存症予防教育アドバイザー養成講座

第5回ASK依存症予防教育アドバイザー養成講座

第5回ASK依存症予防教育アドバイザー養成講座

第5回ASK依存症予防教育アドバイザー養成講座

第5回ASK依存症予防教育アドバイザー養成講座

第5回ASK依存症予防教育アドバイザー養成講座

第5回ASK依存症予防教育アドバイザー養成講座

第5回ASK依存症予防教育アドバイザー養成講座

養成講座を受講して(認定アドバイザーの感想)

【当事者】

●アルコール当事者(栃木)
あの濃い内容を2日間にまとめるのは、至難の業だったこととお察しします。
当事者としての体験談以外に病気の本質を伝えるための、素晴らしいツールだと感じます。
栃木の他のアドバイザーとも打ち合わせの機会を持ち、セミナー開催に向け準備したいと思います。

●薬物当事者(北海道)
警察の仕事が大好きで何をおいても優先させてきたのに、「明日から仕事はしなくていい」と言い渡された時は、それまでに経験した事のないショックを受け、自暴自棄になって覚せい剤を当たり前のように使用する日々が始まりました。
覚せい剤をやらなければ生きていけないような毎日でした。炙りから注射器へとエスカレートしました。
最初に使用した時点で「依存症」です。「やめる時はパクられた時」と暴力団にも言われました。それは自分でも分かっていました。そうなれば全てが破滅するということも分かっていました。それでもやめられない。
平成24年7月10日、覚せい剤の使用で逮捕され26年間の警察官人生が終わりました。
その後、7年の受刑生活を終え現在に至りますが、覚せい剤とは縁のない暮らしが続いています。
出所後「依存症」という言葉を耳にする事がありましたが「俺は違う」と思っていました。後にお会いすることとなる田中紀子さんにも「俺は依存性じゃないよ」とも話したことがあります。しかし、あらためて「依存症」を紐解くと、「やっていた時のことが頭をよぎってやりたくなる」のも「依存症」である、という記述を目にし「あっ、俺は依存症なんだ」と認めることになったのです。
そこから依存症というものに興味が湧いてきました。
素直に認めたほうが気持ちも楽になりました。
そんな日々が続いたある日、今回の研修を知り受講させて頂いた次第です。
依存症にも薬物、アルコール、ギャンブルと色々なタイプの依存症があり、当事者、その家族、支援者とたくさんの人たちが関わっているということもあらためて知り、話もすることができました。
こんなに大勢の人が「依存症」というものに向き合っている、というより戦っているんだなって感激しました。
そして、これからの自分の生き方を示したくれた研修だったと思います。ありがとうございました。

●薬物当事者(東京)
アドバイザーになってる人から、実際に講演するときのポイントなどを交えながら聞けて良かったです。自分がやる立場になったらどうしようかなとイメージしやすかったです。

【家族】

●アルコール家族(神奈川)
本当に内容が濃い2日間でした。自分自身を見つめなおす機会にもなりましたし、改めて、今困っている方たちやモヤモヤしている子どもたちを、少しでも楽にしてあげたいなあと強く思っています。自分に何ができるのか、ちゃんと考えて、これからの社会の偏見差別、間違った考えを変えていきたいと思います。
このような機会を与えてくださって、本当にありがとうございました。

【支援者】

●施設職員(山梨)
講習は、分かりやすく、しかも楽しく受けることができました。
ロールプレイあり、意見交換あり、小集団検討ありと、なかなか練られた講習になっていると感じました。
教えていただいたことを広く発信して、依存症対策の一助になりたいと思います。

●看護師(神奈川)
受講前は、みなさんと初対面で緊張していたのですが、受講しているうちに何だか居心地がよくなってきて、あっという間に2日間終了となり、名残惜しかったです。
様々なバックグラウンドを持つ受講者のみなさんと、当事者・家族・支援者などの垣根を越え、同じ志を持つ「仲間」になれたことは大変貴重なことだと感じています。
私が日頃から大切にしているものは、人とのつながり、です。
今回はコロナ禍での第5回養成講座となり、三密を避けるため少人数での受講となりましたが、webで0~4期生の先輩方からエールをいただいたり、アドバイザー登録後は第5期生まで全ての仲間とFacebookでつながることができました。今後の活動においても協力体制があり、1人じゃない、自分だけで頑張らなくても良いのだと、非常に心強いです。
今回の受講では、講師の方々から受講生まで、みなさんから本当に大きなパワーをいただきました。みなさんに感謝しています。

●看護師(神奈川)
2日間でのたくさんの出会いに感謝します!
私は日頃、病院の中で依存症だけでなく、精神障がいをもつ方の支援をさせていただいております。専門病棟もない病院なので、自分なんかが参加しても大丈夫なのだろうかと不安に思っていましたが、背景は様々でも受講者の皆さんと同じ目標に向かって研修を受ける中で、絆のようなものが生まれたと(勝手に)感じています。
やっとアドバイザーとしてスタート地点に立てたので、先輩方やこれから誕生するであろうアドバイザーの方々と協力して、活動を広げていきたいと思います。
最後に、新型コロナウィルス感染症の流行下で、対策を取りながらこのような研修を開催していただいたことに感謝します。
オンラインも便利でよいですが、顔を合わせて交流することの大切さや喜びを改めて感じられました。

●非行・犯罪歴のある方の採用・教育支援(埼玉)
それぞれの講座に合わせて、講師が実際の体験者なのが非常にリアルでわかりやすく、よかったです。資料もカラーでとても見やすかったです。