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アルコール関連問題

知識

アルコールによる胎児への障害

妊娠中の女性が飲酒すると、胎盤を通じてアルコールが胎児の血液に流れこみます。
胎児はアルコールを代謝する能力が未発達なので、母体よりも大きな影響を受けます。
そのため、早産や流産、胎児の障害につながる危険があるのです。

妊娠中の飲酒が胎児にもたらす障害を「胎児性アルコール症候群(FAS)」や「胎児性アルコール・スペクトラム障害(FASD)」といいます。
日本では調査がありませんが、アメリカでは100人に1人がFASD、イタリアでは2~4人、南アフリカやロシアではそれ以上というデータがあります。

胎児性アルコール症候群(FAS)

特徴的な顔つき・発育の遅れ・中枢神経の問題をともなう症候群です。
FASの子どもたちは、低体重でお乳をなかなか飲まない、刺激に敏感、幼児期からの多動傾向、原因と結果のつながりがわからない、集団への適応の問題、知的障害など、養育困難な面がたくさんあります。

胎児性アルコール・スペクトラム障害(FASD)

顔つきの特徴や発育の遅れがなくても、アルコールにより中枢神経の発達が影響を受け、さまざまな行動障害として表面化することがわかってきました。
こうしたケースを含む広い概念がFASDです。
外見上はわからない障害のため、周囲に理解されにくいという難しさもあります。

FASやFASDは、妊娠中に飲酒しないことで、100%予防が可能です。
なお、授乳期にも赤ちゃんの発育のため、飲酒をやめることをおすすめします。

アスクでは、この問題について以下の活動を行なっています国際FASD啓発キャンペーン
女性とアルコールに関するこれまでの活動

女性は男性より、アルコールの害を受けやすいってホント?
少量の飲酒でも、乳がんのリスクが上昇!?
妊娠中・授乳中の飲酒は、赤ちゃんにどう影響するの?

厚労省「健康日本21<第2次>」に対応した内容です。

ASKリバーシブル予防パンフ①『妊娠とアルコール/女性とアルコール』

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