モーチョウ地区に住む探偵シラーフと相棒・犬のコロンボは、ミス・ハートからシンゾウ町異常な振動についての調査依頼を受ける。さっそくハート家に赴いたシラーフは、床下にコンピュータールームを発見、データを引きだすと、カテコール・アミンという人物が浮上した。犯罪辞典をたどると、さらにある人物が浮上してきた。
アルコール・ルパン?いったい何者だ?」
 探偵シラーフは、ドンドン警視庁に協力を要請。大捜査網を展開し、カテコール・アミンを一網打尽にした。
 逮捕劇からの帰路、シラーフは早朝にもかかわらず大渋滞に巻き込まれる。その矢先に大地震が起き、イブクロ広場は荒れ果て、渋滞を起こしていた車の群れも、フンモン入口に吸い寄せられるように突然、消えてしまう。

 ある日シラーフは科学者のスカルピー教授と出会い、完成した「タイムトラベル号」の試運転を頼まれ、コロンボとともに20年後の世界に旅立った。
 20年後の世界でふたりを待ち受けていたのは町の大異変だった。観察の結果からは次のようなことがわかった。
イチョウ通りは道がぐちゃぐちゃにぬかるみ、変な臭いがする
●なぜか、ユーモン出口がなくなっている
●イブクロ広場が3分の1に狭くなってしまった
●ユーモン出口があったと思われるところに、大きなヒビ割れがグルリと天井まである。
●どうやらフンモン入口のほうは昔のままらしい
カンゾウ地区は黄色味を帯び間のびした地面と、セメントのように硬い地面がいっしょくたになっている。

 ミス・ハートが気になるシラーフはシンゾウ町へ足を運んだが、直接会う勇気は出なかった。以前、規則正しく振動していたシンゾウ町は、揺れが不規則になっていた。
サシンボウ地区サシンシツ地区がふくらんだ」というウワサを聞き、サシンボウ地区へ向かうシラーフとコロンボ。調べた結果、地面には弾力が無くなっていた。
 さらにシラーフたちは、ノウ特別地区ヘ。しかし到着した途端に強烈な光の乱舞に襲われ、気を失ってしまう。とっさにコロンボが消防署に駆け込んで救急隊員を呼び、シラーフはミスハートの家にかつぎこまれた。
 シラーフは、ミス・ハートにこれまで起こったことを話した。ミス・ハートに、この20年間に起こったことをつづった日記をシラーフに手渡す。そしてシラーフとコロンボはタイム・マシンに乗り込み、20年前の世界に帰っていった。

 現代に戻ったシラーフは、スカルピー教授にノウ特別地区対策のアイテムの制作を依頼する。その間にミス・ハートの日記を調べていると、コーガン地区の異常についての記述を見つけた。
 タイムマシンの新装備である「空間転移装置」の試運転を頼まれたシラーフはコーガン地区へ飛んだ。
 コーガン地区のセイノウ運河の釣り人の話では 「以前に比べ川の流れが細くなって魚の数が減り、セイノウ池の水位が下がって池全体が小さくなっている」とのこと。 原因を確かめるため、シラーフはセイノウ池へ飛んだ。

 今度はセイノウ池に空間転移したシラーフだが、突然地震が起こり、マシンに乗ったまま洪水に流されてしまう。気が付くとレーダーの反応もない見知らぬ世界にいた。マシンを降りて洞窟の奥に進むと神秘的な空間にたどり着く。そこには巨大な物体が……。
 そのとき突如スカルピー教授から渡され胸につけていたバッジが警報を鳴らし始めた! ルパンが近くにいるのだ! しかしその姿は見えない……。シラーフは屈辱を胸に刻み、退却するしかなかった。

 さて、どうすれば元の世界に戻れるのか……「そうだ、また洪水が来た時に逆流すれば!」予想通り洪水の予兆として地震が起こる。タイミングよくシラーフがスイッチを押すと、またマシンは光に包まれていった……。

 

 捜査開始!

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.