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感情対処――気持ちをキャッチし発信するスキル

 私たちは毎日、さまざまな気持ちと一緒に生きています。気分のいいときもあれば、パッとしないときもあります。でも感情に「いい・悪い」はありません。「これぐらいでムカッとするのは変」「こんなことで落ちこんじゃダメ」なんてことはないのです。あなたの感情はあなただけのもの。大切なことをあなたに伝えているのです。


 たとえば、むしょうに悲しくなったとき、誰かの行動に傷ついているのかもしれません。そのことを相手に伝えるか、他の人に気持ちを聞いてもらうことが必要です。なんだかうんざりするのは、立ち止まって休もうというサインかもしれない。気持ちがぐしゃぐしゃに混乱するのは、誰かの助けが必要というサインかも……。


 感情のサインを受けとらずに、そのまま押しこめていると、どうなるでしょう。怒りをがまんしたあげくに、ドッカーンと爆発することもあります。モヤモヤの原因を探らずに「なんで私はこうなっちゃうの」と自分ばかり責めて、すっかり自信をなくす場合もあります。自分の気持ちが見えなくなったり、おしこめた感情が体に出てくることもあります。しつこい頭痛や、やたらと肩がこる、すぐに下痢をするなどで、医者に行っても悪いところがないと言われてしまう場合です。そんなとき、感情が体を使ってSOSのサインを送っているのかもしれません。自分の気持ちが自分でわかるなんて当たり前と思うかもしれませんが、実は練習が必要なのです。