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ライフスキルと思春期 ――今、体と心に起きていること

 思春期とは、いつからいつまで……? 身体的な意味では9歳から18歳あたりをさし、性的に成熟して子どもをつくる準備が整うまでの期間です。女の子は体に丸みがでて胸がふくらみ、生理が始まって、やがて周期も安定していきます。男の子は声変わりしてヒゲがはえ、骨格や筋肉が発達し、射精を経験します。
 一方、心理的には、12歳から20代初めぐらいを思春期と呼ぶことが多いのです。それは親からだんだんに自立し、ライフスキルを身につけながら社会へ踏み出していく時期。体の発達は昔より早くなったけれど、精神的な自立までの期間は長くなっていると言われます。
 その間、体も心も大きく揺れながら、子どもから大人への“つり橋”を渡っていきます。体の変化へのとまどい、友人関係や学校生活の悩み、異性への興味、大人への反発、孤独感に襲われたり、自分に疑問を感じたり……。生活の枠組みが変化して、次々に新しいものと出会い、子ども時代とは違った目で周囲を眺めるようになります。ほんの数ヵ月前の自分のことを、ひどく幼く感じたりもします。それだけ、急なスピードで成長しているのです。
“つり橋”を渡る足元はぐらぐらして、ヒヤッとすることもあるでしょう。けれどそれは同時に、「新しい自分に出会う」冒険でもあります。橋の向こうには、どんな大人のあなたが待っているでしょうか? 次の4つのコラムは、いわば冒険のガイドです。