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目次
 
隠れアルハラ度チェックリスト 解説
  飲み会を盛り上げるために“イッキ”は必要。
  相手にアルコールを勧めるのは「礼儀」だ。
  訓練すればアルコールに強くなる。
  みんなで酔っ払ってこそ連帯感が生まれる。
  相手の本音を聞こうと思ったら、まず飲ませるのが得策。
  飲めない男性は、なんだか男らしくない。
  乾杯は必ずアルコールですべきだ。
  酔いつぶしても、吐かせるか寝かせておけば大丈夫だ。
  女性がお酌するのは当たり前だ。
10   未成年でもほんの少しなら飲ませてもかまわない。
11   「あのときは酔っていたから」と言い訳することが多い。
このチェックリストは、実態調査「アルハラ110番」に寄せられた被害の実態をもとに、そこに共通して見られた「アルコールにまつわる固定観念」をリスト化したものです。 これらのチェック項目のうち、1つでも思い当たったら、あなたはアルハラをする危険性があります。もちろん、数が多いほど隠れアルハラ度は深刻! 気づかないうちに誰かにアルハラしているかもしれません。下の「解説」を読んで、意識を改めてください。
飲み会を盛り上げるために”イッキ”は必要。
「イッキを強要するのはいけないけど、自分でやる分にはいいでしょう?」「他にどうやって盛り上げればいいの?」とは、大学生からよく聞く言葉。でもイッキ飲み・イッキ飲ませは命にかかわる危険な行為。どうして飲み会を盛り上げるために、自分やほかの人の命を危険にさらす必要があるでしょうか? 死者が出たら、責任を取れますか? まさか自分のまわりで死ぬ人なんて出ない、と思っている人たちの間で死亡事故は起きています。命が失われてからでは、遅いのです。イッキ以外の飲み会の盛り上げ方を、参加者みんなで考えてみてください!
相手にアルコールを勧めるのは「礼儀」だ。
「習い事の大会で優勝。『お祝いなんだからいいじゃない』と何度もビールをすすめられ、必死で断わった。大きな大会のたびに飲み会が…憂うつな気分になります」。飲みたくない人や、自分のペースで飲みたい人には、勧められるのはとても苦痛です。飲酒の強要がいけないのは言うまでもありませんが、好意で勧めている場合でも、勧められた側には非常に負担で断わりにくいものです。また、「すすめたアルコールを断わるのは礼儀に反する」「オレの酒が飲めないのか」という思い込みや強要もやめてほしいものです。飲む・飲まないの選択や、飲むペースは、個々人にまかせましょう。
訓練すればアルコールに強くなる。
「地域の飲み会で、まったく飲めないのにしきりにすすめられ、『医者にも止められている』と言っても『飲めば治る。訓練が足りない』と言われる」 「訓練」によってアルコールに対する耐性が上がり、酒量が増える人も中にはいます。 しかしながら、日本人の約1割と言われる「下戸」の人は、まったくアルコールを受けつけず、このタイプの人は、いくら「訓練」してもアルコールに強くなるということは絶対にありません。それどころか少量のアルコールでも命取りになります。 次に、日本人の3〜4割の人は、アルコールで悪酔いする体質です。顔が赤くなりながらも飲んでいるうちに、酒量が増えていく人もいますが、この体質の人はアルコールの害を受けやすく、肝臓病やがんになりやすい、というリスクをかかえています。「訓練」は体に害こそあれ良い点はありません。これらの2グループの人が「訓練」という名を借りた飲酒の強要に遭うことが多いようです。 また、日本人の5〜6割を占める「飲んでも顔に出ず悪酔いしない体質の人」にとっても、「訓練」して耐性を上げ酒量を増やすような行為は、内臓疾患やアルコール依存症のリスクを高めるため、おすすめできることではありません。 つまり「訓練」はどんな人にとっても健康的な行為ではないのであって、「訓練」を他の人にすすめることはアルハラです。絶対に止めてください。
みんなで酔っ払ってこそ連帯感が生まれる。
「自分はあまり飲めないが、酒を飲む雰囲気自体は好きだから、個人差をお互い了解して飲みたい」。 飲めないけど飲み会の席にいたいという人もいます。どうしてみんなが一律に酔っ払う必要があるでしょうか? 個人差を理解して、ひとりひとりが楽しい飲み会に。飲めない人のために必ずノンアルコールを用意し、飲酒の無理強いはやめましょう。
相手の本音を聞こうと思ったらまず飲ませるのが得策。
アルコールの作用により、脳の一番外側の「理性をつかさどる脳」がマヒし、リラックスして本音で話せるようになる効果はたしかにあります。しかし他人がそれを強いるのはどうでしょうか? 飲めない人は、飲まされると本音をしゃべるどころか具合が悪くなってしまい、生命の危険さえあります。それなのに、「飲酒をつき合えない奴は信用できない。何を考えているのかわからない」などと、会社の同僚から理不尽な言葉を浴びせられた人も。飲む・飲まないの選択は本人に任せましょう。アルコールに頼らないと本音で話せないなんて思わないで、普段からしらふで本音のコミュニケーションをしましょうよ。
飲めない男性は、なんだか男らしくない。
「『私、飲めない男性はキライなんです』と、飲み会で同僚女性に面と向かって言われた」。これはまったく根拠のない固定観念です。男性でも女性でも飲めない人はいます。遺伝的に決まっている体質に、カッコいいも悪いもありません。とんでもない侮辱です。
乾杯は必ずアルコールですべきだ。
「大人なんだから最初の乾杯ぐらいアルコールで」「飲むふりだけでも」など、飲めない人に対していろんなことを言う人がいます。でもアルコールが嫌いな人にとっては、においだけでも気分が悪くなるものです。下戸でアルコールを受け付けない人、医師から飲酒を止められている人もいます。ひと口だけでも、なんてもってのほか。それなのに、そんな人たちにアルコールの入ったグラスを持たせて、何の意味があるのでしょう? どうしてみんな同じもので乾杯する必要があるのでしょう? ノンアルコールという選択肢を用意してください。
酔いつぶしても、吐かせるか寝かせておけば大丈夫だ。
人為的に吐くことはとても危険。粘膜部分が傷ついて出血することもあります。酔いがすすむと吐いたり飲み込んだりと機能がマヒし、吐けなかったり、吐いたものをのどにつまらせて窒息死する危険も。 「何だかおかしい。病院に連れていったら」「ほっとけ。大したことない」…酔いつぶれた人を放置しておいたために、貴重な命が失われた現場での会話です。酔いつぶれて眠り込んだ人をひとりにしておくのは、とても危険です。「息苦しそう」「全身が冷たい」「大いびきをかいている」「つねっても反応しない」こうした状態だとその人は昏睡状態から死に至る危険性があります。すぐに救急車を! 必ずしらふの人が眠り込んだ人のそばにいて、こういう危険のサインを見逃さないようにしましょう。 何よりも、吐いたり酔いつぶれて眠り込んでしまうような状態になるまで飲ませないことが重要です。飲み会の幹事・主催者の心得として覚えてください。
女性がお酌するのは当たり前だ。
まったく根拠のない固定観念であり、アルハラ兼セクハラです。「女性が、上司と思われる人から、やれ酒を注げ、カラオケ歌え、歌が下手だ、だのと言われ、そのうち体に触り放題。女性が泣き出すと、逆上してどなりだす始末」とは社会人の目撃証言。
未成年でもほんの少しなら飲ませてもかまわない。
未成年者の飲酒は法律で禁じられています。なぜだかごぞんじですか? 未成年者は体が未発達で、アルコールを代謝する準備が整っていないのです。また、人間の脳細胞は20才を過ぎると1日に10〜20万個ずつ壊れていきます。一度壊れた神経細胞は再生しません。アルコールはこの神経細胞の破壊を加速させます。まだ発達途中の脳をわざわざアルコールで壊すことはありません。さらに、未成年のうちにアルコールで簡単に楽しい気分になることを学習してしまうと、大人になってもしらふで問題や悩みに対応する力を養えません。飲み始める年齢が低いほどアルコール依存症に発展するリスクも高いのです。 大学1、2年生、高卒の会社員は多くが未成年。「19歳の息子が入った会社では、何かと酒席を作る。ウーロン茶と言って実はウィスキー」…こんなことはもってのほかです。未成年者をアルコールの害から守るのは、大人の役目です。
「あのときは酔っていたから」と言い訳することが多い。
日本社会はアルコールに甘い社会。「酔っていたから」「酒の上でのことだから」ですべてが許されると思ったら、大間違いです。そういう本人やまわりの態度がアルハラを助長します。大人なのですから、アルコールのせいにしないで、自分の言動は自分で責任を取ってください。
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