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目次
 
なぜアルコール依存症者は「うつ」になるのか?
 
もともと「うつ病」があって、
そこからアルコールに依存していく人がいる一方で、
逆にアルコール依存によって「うつ状態」になっていく人々もいます。

飲酒の習慣が始まった当初は、
飲むことで「ふつう」の気分が「ハイ」な気分へと移行しますが、
問題飲酒の段階に至ると、
アルコールが入っているときは「ふつう」の気分でいられても、
アルコールが抜けると「落ちこみ」に襲われるようになります。

この頃になると、飲酒によるさまざまな問題も起きてきます。
飲みすぎを心配したり責めたりする家族との間で不和が生じたり、
肝臓病などのアルコール関連疾患、仕事の効率低下や仕事上の失敗、
周囲の信頼を失う、飲酒運転など社会的な問題、経済的な問題、失職……。
酔っている間はこうした悩みを忘れていられても、
しらふになれば山積みの問題が目の前にあります。
うつ的な気分になるのも当然のことです。

加えて、食欲を失い、やせてくる……この状況で、
アルコール専門ではない一般の精神科を受診すれば、
うつ病と診断されてもおかしくありません。
実際に多くの精神科で、アルコールの問題が見逃されているのです。

ちなみに、アメリカでよく使われている精神科医のテキストには
「飲酒している患者でうつ病を疑う場合、
アルコールを切って最低4週間経過を見てから診断せよ」とあります。

アルコール依存症にともなって「うつ」になっている場合、
断酒してしばらくすれば、うつ状態も改善していくケースが多数です。
断酒後も「うつ」の問題が残るケースでは、
アルコール依存症の回復と並行して、
うつ病としての治療を受ける必要があります。

4 アルコール・うつ・自殺……「死のトライアングル」を読む→
 
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