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目次
 
「うつ」「自殺」とアルコール

アルコール・うつ・自殺は「死のトライアングル」とも言われます。
この3つの関係について、最近の調査を合わせてまとめました。

監修:松本俊彦
(独立行政法人国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所
薬物依存研究部診断治療開発研究室長/
自殺予防総合対策センター副センター長)
 
1 なぜ「うつ」の人はアルコールを飲もうとするのか?

「うつ」の治療を受けているなら、飲酒はタブー!

なぜアルコール依存症者は「うつ」になるのか?


アルコール・うつ・自殺……「死のトライアングル」

アルコール問題への正しい知識と対応を!
なぜ「うつ」の人はアルコールを飲もうとするのか?
 
アルコールには、ほろ酔い加減であれば、気分を高揚させる作用があります。
落ちこんだ気分が一時的にはアップするため、
「うつ」のつらさを飲酒による酔いで紛らわそうとする場合があります。

特に男性は、つらさを誰かに打ち明けたり、
助けを求めたりするよりも「自分の力で何とかしようとする」傾向が強く、
その手段としてアルコールという薬物を使用する……
いわば抗うつ薬代わりに「自己処方」することがしばしば見られるのです。

また、うつに伴う不眠の苦しさを解消しようとして、
寝酒という手段をとる人も少なくありません。

けれど、これらは非常に危険な方法です。
アルコールは長期的には、抑うつ傾向を高める効果をもたらします。
一時的に気分がアップしたように感じても、連用すればむしろ、
うつの症状を強めてしまう結果になるのです。
また、アルコールは眠りの質を低下させるため、睡眠障害も悪化させます。
習慣的な飲酒は、薬物療法の効果を弱めるとの指摘もあります。

ところで、うつ病の人のうちどれぐらいが、
飲酒問題を抱えているのでしょうか?
松本俊彦医師(国立精神・神経センター精神保健研究所)らが行なった、
日本で初めての調査結果が2011年に発表されました。

この調査では、精神科外来を受診した40〜50代の男性うつ病患者の、
なんと3割以上が「アルコール依存症水準の飲酒」や、
「問題飲酒」をしていたという結果が出ています。

また、女性のうつ病患者でも、全国調査の数字に比較して、
各年代でアルコール問題を抱える人の割合が高くなっています。


調査についてくわしく見る



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