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目次
 
アルコール依存症の進行プロセスと予防
飲み始めたその日にアルコール依存症になる人はいません。
そのプロセスにはそれなりの月日がかかります。
ということは、依存症に足を踏み入れる前に気がつけば、「飲み方」を変えて引き返すことも可能なのです。
さて、次のプロセスの中で、あなたはどこにいるでしょうか?


アルコール依存症の進行プロセス
機会飲酒
(時たま何かの機会に飲む程度)
  ↓

習慣飲酒
(日常的に飲み、酒に強くなっていく)
  ↓

依存症への境界線
(酒がないと物足りなく感じる。酒量が増え、ほろ酔い程度では飲んだ気がしない)
  ↓

依存症初期
(健康診断で酒量を少なめに申告する。周囲が酒をひかえるよう注意し始める。飲む時間が待ちきれず、おちつかない。飲まないと寝つけない。アルコールが切れてくると汗をかき悪寒がするなど、風邪のような症状が出る)
  ↓

依存症中期
(迎え酒をするようになる。飲むためにウソをついたり隠れ飲みをしたりする。酒が原因の問題が繰り返される。節酒を試みるがうまくいかない)
  ↓

依存症後期
(連続飲酒、幻覚(離脱症状)、肝臓その他の疾患の悪化により、仕事や日常生活が困難になる)


依存症にならないために
多くの「酒飲み」が、依存症への境界線や依存症初期のステージにいます。
ドキッとした人も多いのではないでしょうか?
依存症にならないためには、「習慣飲酒」をせず、「機会飲酒」に留まることが肝要です。つまり、飲む日より飲まない日を増やすこと。
でも、どうしても晩酌をしたい方には、厚生労働省「健康日本21」にこんな指標があります。


節度ある適度な飲酒=1日純アルコール20グラム以内
※女性・高齢者・お酒に弱い人は半分に
20グラムのアルコールとは…

ビール 日本酒 ウィスキー ワイン チューハイ 焼酎
500ml
(中ビン1本またはロング缶1本)
1合 60ml
(ダブル1杯)
200ml
(グラス2杯)
7%のもので350ml 25度のもの100ml
ASKではこの20グラムを「アルコールの1単位」と呼んでいます。
1単位飲酒なら4時間あれば確実に分解できますので、翌朝に持ち越すことはまずありません(細身の女性は1単位に5時間みてください)。
一方、3単位以上の飲酒を続けると、生活習慣病やアルコール依存症のリスクがぐんと高まり、飲んだ翌朝は酒気帯び運転になるおそれが濃厚です。

それは、「飲酒のコントロールを失う」のがこの病気の特質であるため。でも、断酒することによって、ふつうに社会生活をおくることができます。
「自分はアルコール依存症かも」と思った方は、専門機関に早めに相談しましょう。